みその健康教室 過去の開催テーマ

第12回みその健康教室「糖尿病の最新の情報について」

第12回みその健康教室「糖尿病の最新の情報について」

第12回みその健康教室を開催しました

日時 2010年7月1日 14:00~15:00
場所 会議室
内容 糖尿病の最新の情報について
講師 内科 田村 真医師

☆みその健康教室準備会スタッフよリ
内科田村先生のお話でした。糖尿病と糖尿病予備軍の患者様が増加している今日、透析の患者様を増やさないよう糖尿病腎症を予防するためにも、糖尿病と血圧のコントロールが重要です。血圧の管理に気をつけましょう。また、治療に関して低血糖をきたしにくいような新薬もでました。HbA1cの国際標準化が行なわれる情報もありました。

『糖尿病の最新の情報について』

糖尿病が強く疑われる人は平成19年時点で890万人、可能性を否定できない人は1320万人いると考えられ(5人に1人)、そのうち実際に治療を受けている人は55.5%しかいません。世界成人人口の5~6%が糖尿病で2025年には3億8000万人になるといわれ、年間380万人、10秒間に1人が糖尿病で死亡していることになります。

糖尿病の3大合併症は糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病性神経障害です。さらに糖尿病は動脈硬化症を促進し、脳梗塞や心筋梗塞などを発症させます。これらを防ぐためには厳格な血糖コントロールが必要です。

最近新しい治療薬が誕生しました。食べた物が小腸に入るとインクレチンという物質が分泌されて膵臓に刺激を与えインスリンを分泌します。この新薬はこのインクレチンの分解を阻害して、インクレチンが長く膵臓を刺激し、結果的にインスリンが多く分泌されるようになります。低血糖をきたしにくい、膵臓の機能を改善するなどの効果があるとされています。

また、最近の話題は血糖のコントロールの指標として広く用いられているHbA1cの正常値が変わることです。世界にはさまざまな測定法がありHbA1cの値は違っています。日本国内においては以前から標準化されていますので、皆さんのHbA1cの値(JDS値)はずっと同じ物差しで測定され維持されています。しかし、今後は国際的に統一することになり、新しい国際標準値は今までのJDS値より約0.4%高くなります。現在変更を開始する日程については発表されていません。

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